サンプルプログラム「rssi_monitor」では、LTE網の電波の強さ ( RSSI ) をモニタ画面に表示することができます。
このプログラムを使うことにより、通信ができない場合に、お使いの場所がLTE網の圏外かどうかを確認することができます。
この rssi_monitor は SIMカードが刺さっていない状態でも動かすことができます。
「ファイル」メニューの「スケッチ例」-「AK-030」-「LTE」-「rssi_monitor」を選択すると、サンプルプロラムのウィンドウがオープンします。
「スケッチ」メニューの「マイコンボードに書き込む」を選択して、プログラムをAK-030に書き込みます。
書き込みが完了したら、「ツール」メニューの「シリアルモニタ」を選択して、ウィンドウを開きます。
「シリアルモニタ」の画面には、1秒おきにLTE網の信号強度( RSSI )が表示されます。
一般にRSSIは、数値が大きいほど(マイナスの数字が小さいほど)、信号が強いことを意味します。本製品の場合、通信可能なときは -80 から -100 程度の数値が表示されます。
これとは逆にLTE網の電波が受信できていない場合は、RSSI = N/A
(値なし、圏外の意味) と表示されます。
初めてAK-030を使う場合、あるいは前回動かした場所とは異なる場所でプログラムを起動した場合、LTE-M通信モジュールの基地局のサーチに時間がかかるために、LTE網の圏内であっても RSSI = N/A
と表示されることがあります。
RSSI = N/A
と表示されたときでも、数分間そのままにして表示が変化するまで待ってみてください。