当社は2017年12⽉に広帯域ディジタル無線インターフェースエミュレータの新製品『AirBOX』の販売を開始します。当製品は、当社の海外関連会社であるZ-Instruments(本社︓フィンランド、オウル)が開発、製造を⾏い、⽇本国内では当社が販売致します。
当製品は、これまで価格⾯や操作⾯で同等製品の導⼊を⾒送っていたユーザー、⼊⾨者から無線通信のプロフェッショナルユーザーまで幅広いユーザーを対象として販売致します。
基本機能・性能︓
・対応周波数は10MHz~15GHz(標準モデル)
・第5世代移動通信システム向け28GHz以上の周波数にも対応(オプション)
・200MHz帯域幅(標準モデル)
・1秒を超える伝搬遅延の再現が可能
・⾼いダイナミックレンジ
・最⼤8無線チャネル、32フェージングチャネルまでの信号を任意に選択可能
・マニュアルレスで操作が可能な簡便なユーザーインターフェース
・タッチパネル対応
・⾃動試験システムに対応し動作中でも全てのパラメータの変更が可能
・外形︓⾼さ14cm幅44cm奥⾏70cm
チャネル構成例︓
・⾃動試験⽤アッテネータ、RFスイッチ、周波数変換装置、遅延シミュレータ
・1ユニットで1組の8×4MIMOあるいは2組の4×4MIMOまで対応
・複数のAirBOXをカスケード接続することにより、16×4MIMO,ビームフォーミング、Massive MIMOにも対応可能
・実信号を基にしたフェージングパターンを⽤いたストリーミング再⽣が可能
AirBOXは持ち運び可能なコンパクトサイズのため、スペースが限られた実験室でも設置可能です。また、タッチパネルにより感覚的に操作できる設計となっていることから、試験作業⼯数の削減、装置導⼊に伴うトレーニング等などの準備期間の短縮、操作ミスの発⽣確率の低減などにより、ユーザーによる開発および試験作業の効率化を期待できます。
なお、AirBOXの⽇本国内での販売は株式会社エイビットが⾏います。標準価格は300万円~。
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Z-Instruments︓2014年11⽉設⽴、オフィス所在地Aapistie 1 90230 Oulu, FINLAND。株式会社エイビットとフィンランドWASIMOとの共同出資会社。