サイズ(W×H) | 約65x120mm(USBケーブル除く) |
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質量 | 約160g |
通信方式 | PHS |
変調方式 | π/2 シフトBPSK、π/4 シフトQPSK、8PSK、16QAM、32QAM、64QAM |
データ通信方式 | パケット(1x、4x)、PIAFS |
アンテナ | 内蔵単一型 |
制御方式 | ATコマンド |
対応OS | Windows、Linux |
外部インターフェース | Arduino用UART |
防塵/防水 | 防塵防滴(IP54) |
動作電源電圧 | DC5.0V ±5% |
動作温度範囲 | -10℃~+60℃(結露しないこと) |
技術的なご質問
Raspberry Pi からPPP接続できますか?
接続可能です。以下にPPP接続方法を示します。
Raspberry Pi と SMA-01 を使った PPP 接続の方法
最初に,SMA-01 を Raspberry Pi のUSBポートに接続してください。
SMA-01 は,USB CDC-ACM(USB communications device class
Abstract Control Model) デバイスとして振る舞います。
このため、カーネルの標準ドライバで動作し、専用のドライバを別途導入する必要はありません。デバイスが正しく認識されると、/dev/ttyACM0 といった名称のデバイスファイルが udev に現れます。
SMA-01 はUSBバスパワーで動作し、ホスト側は 500mA 以上の電流を安定して供給できるものである必要があります。
Raspberry Pi 側の給電能力によって、活線挿抜で再起動することや正常に動作しないことがあります。この場合は,電源供給ができるUSB HUB を介して接続することをお勧めします。
次に、ダイヤルアップ接続の設定方法を説明します。
ここでは、Wvdial を使ってダイヤルアップする方法を説明します。
最初に、wvdial のインストールを行います。
% sudo apt-get install wvdial |
次に、/etc/wvdial.conf をテキストエディタで編集します。
% sudo vi /etc/wvdial.conf |
内容は、以下のとおりとしてください。
[Dialer Defaults]
Modem = /dev/ttyACM0
Baud = 921600
Phone = 0570-570-711##64 Init1 = AT Init2 = AT Init3 = ATZ Username = prin Password = prin New PPPD = yes Stupid Mode = yes |
設定ができましたら、wvdial コマンドで接続を行います。
% sudo wvdial |
すると、以下のようなメッセージが流れます。
失敗する場合は,USBの接続状態や、設定を再確認してください。
また、電源供給能力が不足している場合には,最初は動作していても、接続を開始した直後にSMA-01が無応答になる場合があります。
これは、無線送信開始により消費電流が跳ね上がるためです。
--> WvDial: Internet dialer version 1.61 --> Initializing modem. --> Sending: ATZ ATZ OK --> Modem initialized. --> Sending: ATDT0570-570-711##64 --> Waiting for carrier. ATDT0570-570-711##64 CONNECT 921600 --> Carrier detected. Starting PPP immediately. --> Starting pppd at Xxx Xxx xx NN:NN:NN NN --> Pid of pppd: NNNN --> Using interface ppp0 --> pppd: --> pppd: --> pppd: --> pppd: --> local IP address XXX.XXX.XXX.XXX --> pppd: --> remote IP address YYY.YYY.YYY.YYY --> pppd: --> primary DNS address ZZZ.ZZZ.ZZZ.ZZZ --> pppd: |
この時点でダイヤルアップ接続は確立していますが、経路設定が正しくないと、インターネットとは通信できません。
経路を確認し,default gateway を PPP に向けるようにしてください。
以下に、一例を示します。
% netstat -rn Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags MSS Window irtt Iface 0.0.0.0 192.168.20.1 0.0.0.0 UG 0 0 0 eth0 YYY.YYY.YYY.YYY 0.0.0.0 255.255.255.255 UH 0 0 0 ppp0 192.168.20.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U 0 0 0 eth0 % sudo route delete default gw 192.168.20.1 % sudo route add default gw YYY.YYY.YYY.YYY Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags MSS Window irtt Iface 0.0.0.0 YYY.YYY.YYY.YYY 0.0.0.0 UG 0 0 0 ppp0 YYY.YYY.YYY.YYY 0.0.0.0 255.255.255.255 UH 0 0 0 ppp0 192.168.20.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U 0 0 0 eth0 |
SensorMate(R) Type-A SMA-01のアクティベーションの方法を教えてください。
SensorMate(R) Type-A SMA-01には、24ヶ月分のプリペイド通信契約が付帯されています。
お使いいただくには、購入後、お客様自身によりアクティベーション(有効化)を行なっていただく必要があります。
弊社ウェブサイトをご覧になりながらアクティベーションを実施してください。
最長利用期限はアクティベーション期限から24ヶ月後となっています。
アクティベーション期限までにアクティベーションを行った場合は、その日から24ヶ月間の利用が可能です。
アクティベーション期限を過ぎてもアクティベーションは可能ですが、
利用できる期間はアクティベーション日に関係なく最長利用期限までとなりますのでご注意ください。
アクティベーション期限および最長利用期限は、はじめにお読みください(クイックガイド)に表示されています。
2015年7月1日以前に出荷された製品は、出荷時にアクティベートされています。 アクティベーションを行なう必要はありません。
モデム設定ファイル(ドライバ)
SMA-01のモデムドライバにつきましては、モデムドライバーインストールマニュアルを参照頂き実行してください。
※SMA-01をPCに接続するため、あらかじめUSBドライバの設定を行ってください。(SMA-01用USBドライバーインストールマニュアル参照)
Windows7用
ダウンロードしたabit-phs-modem-win7.zipを解凍して下さい。その中に、『abit-phs-modem.inf』ファイルがあります。